学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

6月の聖句

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今月の

見よ、それは極めて良かった。

創世記 1:31


 新しい年度が始まって3か月目。遠足もあって、とっても楽しい日を一緒に過ごしました。園生活でも、こどもたちは、いろんな新しいことに出会っています。泣いたり笑ったりすることもあるでしょうが、一つ一つとても大切な経験で、こどもたちにとっても、私たちにとっても、成長の糧です。

 今月の聖書の言葉は、「見よ、それは極めて良かった。(創世記 1.31)」です。これは、聖書の2ページ目、神様が天地創造をされたことを記した物語からです。
おとぎ話のような、神話のようなお話が続きますが、この物語に神様の思いや願いが描かれていると読むことができます。

 神様は順に色々なものを造られました。その度に「神はこれを見て、良しとされた」のです。そして最後に人を造り、全てのものができた後、「神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。」と書かれています。このように、神様はご自分が造られた自然や、植物や動物をみて「良し!」と思われ、最後に人をお造りになり、それを祝福されて、「本当に良かった!」と思われたのです。

 園庭で子どもたちと少しあそんでいるときに、こどもたちがダンゴムシをたくさん連れてきてくれました。カマキリの卵と生まれたカマキリも見ました。みーんな、神様が造られた芸術作品。ダンゴムシは枯葉を食べ、土を分解して土壌を肥やすそうですね。カマキリは、ポルトガル語や英語やドイツ語でも「神様を 拝む虫」と言います。手を合わせてお祈りしているように見えるからですね。それぞれ、大切な役割や個性があります。

 私たち人間は、大人もこどもも、「とっても良かった!」と言われる最高の芸術作品です。みんな個性があって、違いがあるけど、それが画一化されていない多様性のある芸術です。神様はそんな人や自然も含めて世界が秩序正しく繁栄するようにと、祝福をされました。

 ダンゴムシのように他者の役に立ち、カマキリのように神様に感謝してお祈りし、神様からお預かりした命を一緒に大切に育てましょう。私たちも、育てられましょう。

園長 徳弘浩隆

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう