2月の聖句
喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。
ローマ 12:15
令和6年1月1日に発生した石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震や、その後も続いている地震により石川県に大きな被害が出ています。多くの幼稚園も園児も被災していると聞きます。避難所で不安にかられながら過ごしてい方々、倒壊した家屋の片づけが遅々としてはかどらない中で作業している方々など、心中を思うと胸がいっぱいになります。少しでも支援の一助のためになればと思い、幼稚園でも募金箱を置かせていただきました。保護者の皆様の心温まるご協力に感謝いたします。日本赤十字社を通して被災地に送らせていただきます。
幼稚園では、みんなで育てた人参を収穫する日が来ました。一人ずつプランターから抜いてみます。大きい人参、小さい人参、丸い人参、黄色い人参、形も色も違います。まず、スティック状に切って生でポリポリ。ちょっと塩ゆでした人参も「パクパク」。甘くておいしいとこども達は喜んで食べました。次の日は炒めた人参を食べました。「あまーい！」「おいしい！」とこれも大喜び。次は「人参チップス」。そして、いつも私たちのお弁当を作ってくださっている「にりん草」さんにお願いして、月曜日の給食弁当に「人参ご飯」を作っていただき、おいしくいただきました。種を蒔き、水をやり、みんなの愛情をいっぱい注ぎ大切に育てた人参はおいしくなってみんなの体と心を元気にしてくれました。
私たちも神様からいっぱいいっぱい愛されて心も体も元気にしていただいています。2月の聖句は「喜ぶ人と喜び、泣く人と泣きなさい。」です。この「み言葉」はとても難しいですね。人には、悔しいとか、ずるいなぁと思ったり、意地悪になったりと弱い心があるから、喜んでいる人と一緒に喜んだり、泣いている人と一緒に泣いたりすることはできません。それができるのはイエス様だけです。そしてみんなが嬉しいときは一緒に喜んでくださり、みんなが悲しいときは一緒に泣いてくださり、心が弱くなったときは力を、意地悪になったときは優しさをくださいます。そんなイエス様に倣って、喜びも悲しみも分かち合えることができますように。
園長 伊藤由紀子
