8月の聖句
8月の聖句
Ⅰテサロニケ 5 : 16~19
猛暑日が続きますが今日もこどもたちの元気な声が幼稚園の中に響いています。朝の自由時間。虹のラウンジでは自分の背丈ほど積み木を高く積み上げているこどもたちがいます。ガッシャーン!残念!倒れてしまいました。そしたらまた一段目からチャレンジ。ベンチでは本を読んでいる子、ままごとをしている子、お絵描きをしている子。ルーテル幼稚園は自由です。お部屋じゃなくっても、どこでも遊べるんです。
ぶどう組では丸めた新聞紙に白いガムテープを張っています。「何を作ってい るのかな?」って聞いたら。「ケーキ!」と大きな声で教えてくれました。白いガムテープは生クリームだそうです。誰かが「お誕生日ケーキにしよう。」と言いました。赤いガムテープを丸めてイチゴを作る子どもがいます。「ろうそくもいるよね。」と言って青いガムテープでろうそくを作りケーキに立てます。「チャッカマンも作らなきゃ」と空き箱でチャッカマンを作る子がいます。「ねえねえ、段ボールが欲しい。」「どんな大きさがいいのかな?」「四角いのがいい。」一緒に適当な大きさの段ボールを捜しに行きます。ちょっと大きかったので段ボールカッターでゴシゴシ。自分の欲しい大きさにカットしました。「これにケーキを乗せるの。」と赤さんの女の子。「いいね!じゃ、これに絵を描こうっか。」みどりさんのお姉さんに手伝ってもらってお皿ができました。イチゴがたくさんのった生クリームたっぷりのケーキにはろうそくが5本立っています。青いロウソクの先には赤いガムテープで造った小さな炎もついています。「だって、チャッカマンで火をつけたんだから。」と男の子。お誕生日ケーキはお花が描かれたお皿にのせて完成です。
一人一人が創造力を働かせて、自分の考えを出し合い(主体性)お友達と協 力し合って(共生)お誕生日ケーキを完成させることができました。毎日の園での生活の中でこどもたちは自分らしさを出しつつ、お友だちのことを認めながら少しずつ関係を築きあげています。そんなこどもたちの中にいつも神様が一緒にいて、守り、導き、成長させてくださっています。そのことを心から喜び、感謝したいと思います。
夏休みの間も神様のお守りの内にあって一人一人が健やかに過ごすことがで きますように。
園長 伊藤由紀子