学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

1月の聖句

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今月の

あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です。

コリントの信徒への手紙一 12章27節


 「体」というものは、内なる魂を外に表すために与えられている。「体」は内なるものを外に伝える働きをする。内なるものが如何なるものであるかによって、外なる「体」の現れは変わっていく。

 我々人間は、独りで生きることはできない。家族という最小の集団から、社会という集団、国という集団、世界という集団として生きるように造られている。より大きな集団は、より小さな集団によって構成される。最も小さな集団である家族は、最小単位である個人によって構成される。さらに、個人の中に「肢体」があり、「体」を構成し、個の魂を外に表す。個の魂が外に現れて、家族、社会、国、世界を形作っている。個の「魂」が整えられるとき、家族も社会も国も世界も整えられていく。

 個の「魂」が自らの「体」が置かれている世界をより大きな「体」として構成すべく生きることを神は求めておられる。そのためには、内なる「魂」が神との関係を正しく生きることが必要である。神が置いてくださったところで、神が求めておられる世界を構成していくために生きるとき、我々一人ひとりは真実に個として形成されていく。

 こどもたちもそのように自らを形作っていく個である。それゆえに、造ってくださったお方の意志に従って、彼らが「体」の「肢体」であるように生きるならば、彼らは真実な魂となっていく。それは、彼らの力ではなく神の力によって生きるときに実現する。こどもたちのうちに働く神の力を信じる大人たちの許で、彼らは内なるものを整えられ、相応しく表していく存在となって行くであろう。我々親や保育者はそのために自らを整えていただくように祈りつつ、仕えて行こう。

チャプレン 末竹十大

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう