学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

12月の聖句

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今月の

神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。

ヨハネによる福音書 3章16節


 神さまはお造りになったすべての人を愛しています。その愛は、独り子イエスさまを「与えるほど」の愛だと聖書は語っています。神さまの愛は、「与える愛」です。与えられた人間が受け取らないとしても「与える愛」は変わりません。与えるだけで、見返りを求めることもなく、受け取らない人を裁くこともありません。ただ、受け取らないことで、人は自分を神さまの愛の外に置いてしまうことになるだけです。自分には必要ないと神さまの愛の外で生きることになる。これを罪と言います。神さまはそのようになって欲しくないのです。だから、受け取って欲しいといつも与え続けてくださるのです。

 どうして、わたしたちは受け取らないのでしょうか。受け取るには、自分のありのままの姿で、神さまの光の中に入らなければならないからです。光の中に入ると、自分の良いところだけではなく、悪いところも明らかになってしまいます。悪いところは隠して、良いところだけ見て欲しいと思います。しかし、わたしたちを造った神さまは、わたしたちの悪いところも含めて、わたしたちを愛しておられるのです。だから、ありのままのわたしが神さまの前に出て、受け取るとき、神さまは愛で包んでくださるのです。

 「良い子にしていたらサンタさんが来るよ」というのはキリスト教的ではありません。あなたが悪いことを認めてありのままで神さまの前に進み出るとき、神さまはあなたの悪いところも受け入れてくださるのです。そのとき、あなたは与えられ続けていた愛が変わりなくあることを知るでしょう。神さまの愛を受け取ったこどもたちは、受け取った神さまの愛によってその子らしく造られていきます。

チャプレン 末竹十大

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう