学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

11月の保育主題

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《11月の保育主題》深まる

 あんなに暑かったのに瞬く間に季節が進み、園庭の様々な場所で秋の訪れを知らせてくれています。築山や砂場ではキンモクセイの香りに包まれ、ザクロの木の下では、パカッと実が割れて食べごろになっていないかな~?と、ジーーーッと上を見上げるこども達の姿があります。今年は豊作‼でも食べごろになっている実には、なかなか出会えません。どんなに赤い実でも、割れていないとまだ中の粒が白く、それでは美味しくありません。「すっぱいけど、ちょっとあまい~!」中の一粒一粒が赤くなったザクロは、美味しいだけではなく、とてもきれいで宝石のよう♡♡今まで知らなかった事も、こうした新たな発見を通して経験や学びとなっていきます。神さまが用意して下さった自然の不思議や奥深さに気づく瞬間をこども達と共に味わえることに感謝です。

 気持ちの良い気候になり、園庭には賑やかな声が響き渡り、時にはお部屋の中がガラン…となる事もある程です。こども達の好きなあそびは姿を変えながら続き、毎日様々な発見を繰り返しています。そうです、まさに毎日がプレイデイ‼こども達はあそびを通して、必要な出会いや気づきにより日々の育ちへと繋がっています。あそんでいるからと言って、こどもの世界は毎日楽しいばかりではありません。自分の気持ちを大切にすることは大事、でもそれによって時に思いきりぶつかり、相手に傷つき傷つける事もあります。その後に、相手の思いも考えて解決策を見出そうとする姿と遭遇することもあります。毎日一緒に過ごす中で育まれた《お互いを大切にしたい》という心の育ちに触れ、感動と感謝で満たされます。11月もこども達の心に沢山出会っていきたいと思います。

副園長 前田朱美子

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう