12月の保育主題
12月の保育主題
今週から幼稚園はアドベントの2週目を迎えました。クランツの2本目のロウソクに明かりを灯しています。
今年は、このクランツの台をこども達と作りました。虹のラウンジに木工コーナーの用意をすると「なにするの~??」と通りかかったこども達が集まって来ました。説明を聞いたこども達は、「やりた~い!」と早速やすり掛けをスタート。これがなかなか大変なのですが、初めてヤスリを手にする赤さん達も、緑さん達がリズミカルに行うやすり掛けを見よう見まねでゴシゴシ…ゴシゴシ…。時々指で触っては「ツルツルになったよ~、触ってみて~。」と満足気。そして自分のタイミングで「もう終わりにする~。」と切り上げて次の遊びへ移っていきます。幼稚園という空間と時間がすっかり生活の場となり、逞しくなった姿に嬉しく思いました。
根気のある緑さん達は、手はしっかり動かしながらも「たぶんね~、小学校行っても、宿題終わったら幼稚園に来ると思うよ~。」等とあれこれお喋りをしながら角材の角が丸くなるまで丁寧に仕上げていました。そしてその後も、木材を木工用ボンドで固定させながら数日かけて釘打ちを行っていきました。なかなか釘を打ち込めず疲れてしまった赤さんを、黄さんが「やろうか?」と途中から交代し、続きを打ってくれたり、打ち易いように台を支える等、近くで見ていて心が温かくなる場面が何度もありました。
クリスマス礼拝では4本目のロウソクに明かりが灯されます。製作中に込められたこども達の優しさ、ぬくもりがおうちの方にも伝わると嬉しいです。神さまの愛そのものであるイエス様のお誕生。2000年前に頂いた愛が今も私たちを包んで下さっています。その愛から生まれる優しさ、私たちの中にある優しさを周りの人と分かち合うクリスマスを迎えることが出来ますように…と祈ります。
副園長 前田朱美子