10月の保育主題
10月の保育主題
10月の気配が近づくと、肌に触れる空気や風が心地よく、さわやかな季節に移り替わりつつあることを感じます。
9月には新しく4名の桃さんが入園し各クラスに仲間入りをしました。そして、1学期の開催を見送っていた子育て支援のマナ組、遊ぼう会も無事に今年度のプログラムをスタートでき、開催日には賑やかなエネルギーに満たされています。
2学期がはじまり約1ヶ月ですが、毎日通常保育を行うことができ心から感謝する時でもありました。こども達の遊び、お友だちとの関わり、信頼関係は日々の積み重ねの中で築いていかれます。安定した環境の中で過ごす事で、このひと月の間 緑さんを中心に、たくさんの遊びが園のあちこちで繰り広げられていました。こども達が《やりたい‼》と思う遊びは繰り返され、様々なアイデアが生まれ、変化し、そこに集うメンバーの手によって形作られていきます。また、時には一人で黙々と挑戦し、成し遂げていく事に力を注いでいる姿も見られました。上手くいかずに悔しい思いをする事も、友だちとぶつかることも、たっぷりと時間が確保されているからこそ充分に経験する事ができます。こども達が遊びを通して感情体験をしていく事の中に、不必要なことや無駄なことは何一つありません。
一人ひとりがその力を充分使い、誰のものでもない自分の人生を主体的に切り開いていく土台をこの幼児期に培っていく、そんなこども達の《今》を大切に見守り応援したいと思います。どの様な時にも、私たちが神さまからの溢れる恵みのうちにあることを感謝し、与えられる10月もおうちの方と共に祈りつつ過ごす事ができますように。
副園長 前田朱美子