8月の保育主題
8月の保育主題
残りわずかで1学期が終わろうとしています。一旦落ち着いたかと思われたウイルス感染でしたが、再び広がりを見せています。お弁当が始まり、通常保育へと日常が戻り、喜びの中でこども達と過ごしていましたが、感染拡大による先週からの午前保育、そして今週は自由登園となりました。これまでは翌日の保育を計画し、それに沿って行うことができました。でも、今はそれが予定通りにいかない日々と向き合うことになりました。そして、この状況がいつまで続くのか…、私たちには予想する事も困難な現状と言えます。
この様な中でこども達と過ごす私たち大人は、いったいどのような事に気を付け、配慮をし、願いをもって歩むことが大切なのでしょう。日々の教師会では様々な視点で話し合いを重ね保育を行ってまいりました。こども達が心を躍らせて楽しんでいる時、内側から溢れ出すキラキラとしたその表情からは決して緊張や不安は感じられず、ドーンと大きな安定感の中で安心しきっているのが伝わってきます。「あ~、おもしろかった!またやろうね!」とワクワクし自ら物事に関わり、次への期待を膨らませる…。そんな主体的な時間を集団生活の中で可能な限り保障していくこと、その大切さもこの1学期を通して改めて痛感致しました。
8月にはいると、しばらくの間夏休みとなります。この夏は様々な配慮からいつもとは少し違う過ごし方になるご家庭も多いかと思います。どんな状況でもどの場所にあっても、こども達の周りには沢山のお楽しみが秘められています。ゆったりとした時間の中で、おうちの方達とそのお楽しみを一緒に探して、見つけて、今年の夏ならではの過ごし方を充分に味わってみてください。暑い中ですが皆様の体調が守られ、豊かな時となりますようにお祈りしています。
副園長 前田朱美子