2月の保育主題
2月の保育主題
今年の冬は暖かいな…と思っていましたが、このところは澄みきった冷たい空気になり、すっかり冬らしくなってきましたね。幼稚園のミモザの木も、蕾の黄色が少しずつ鮮やかさを増してきました。私たちが気付かぬ間にも、季節は静かに、そして確実に春へと向かって動いている事を感じます。
幼稚園に見学に来ていた小さなお友だちに声をかけて「いっしょにあそぼう!おいで~。」と手を引いて遊びに誘っている姿や、「これあげる!!」と作ったものをプレゼントしている赤さんの姿を目にすることがあります。
幼稚園が、自分の居場所となり安心して過ごせるようになったからこそ、初めてのお客さんに対しても、ゆとりある関わりが出来るようになったんだな~と、その成長した姿を微笑ましく思います。そして身体だけではなく、心もちゃんと育まれていることに感謝です。
1人ひとりの育ちは違います。昨日まで《やりたくない!》と言っていたことが、突然《だいすき!》になってしまうこともあります。そんな変化に私たちは驚きや感動と共に、子どもが持つ未知の可能性を感じ、彼らを自分たちの基準で決めつけて見てはいけないことに改めて気づかされます。
子どもたちが毎日精一杯、神さまが備えて下さった日々を歩む時、それが時に私たち大人から見て不安定な姿に映ることもあります。けれども、真っすぐに物事と向き合い模索することは、子どもたちを更に大きく輝かせる源となるのです。そんな姿を受け止め、おうちの方と共に祈り合いながら、子どもたちを見守り支える2月にしたいと思います。
副園長 前田朱美子