2月の保育主題
2月の保育主題
あっという間に、2月の足音が近づいてきました。寒さもピークになり、幼稚園玄関横のカメの水が凍っているのを発見し、不思議そうに指でつつきながら、中の様子をじーっとのぞき込む子どもたち。
朝は、固くなっている園庭の土が、午後 気温が上がるにつれドロドロに変化するさまも、毎年この季節の姿です。そんな冷たい空気の中でも、息を真っ白に弾ませて走り回ったり、縄跳びにチャレンジしたり、野球にキックベースにと賑やかな声が響き渡ります。
ある日の体操後、緑さんたちが中心になって遊んでいる野球に興味をもった小さなマナ組さんが、トコトコとやってきました。バットも持ったことがないマナさんに、ある緑さんは後ろから一緒にバットを持ち、構えてあげます。そして、ピッチャーの緑さんは、マナさんの傍まで近づいて打ちやすいように投げてあげていました。自然に受け入れ、思いやり、さりげなく行動に移すことができる、こんなにも子どもたちは育っているんだ…と気付かされた一コマです。緑さん達も、小さなときに受け入れてもらった沢山の体験が、今の姿に繋がってきたのでしょう。一朝一夕では現れない姿。寒さの中にあっても、3学期ならではの子どもたちの温かいエピソードが、心をほぐしてくれます。2月の生活も、子どもたちとの日々を大切に噛みしめて過ごしていきたいと思います。おうちでのエピソードも沢山教えていただけたら嬉しいです。
副園長 前田朱美子