2月の保育主題
2月の保育主題
1年の中で一番寒い季節となりました。霜が降りた園庭はデコボコに固まっています。ふと木々の枝に目を移すと、小さな小さな〈つぼみ〉をあちらこちらに見つけることができます。一見、寒々とした園庭も春を待つ息吹きで溢れていることに心が躍ります。
そして子どもたちは…というと、朝の支度を済ませ一目散に外へ駆け出し、皆でサッカーをしたり、三輪車やバイクに乗り、そのデコボコ道に身をゆだねて思い切り身体を動かして遊ぶ姿や、砂遊びをして冷たくなった指先を温かいお湯の中に入れて「あったかいね~、きもちいいね~」と顔を見合わせて、ほっこりしている姿も見られます。
何か特別なことをするのではなく、この様に毎日を共に過ごし、その生活の一つひとつを一緒に味わってきた子どもたち。この様々な思いを積み重ね培ってきた信頼関係の中で、今年度の最後の約2ヶ月をゆっくりじっくり遊び、考え、取り組み、集大成の時にしていきたいと思います。
そして、子どもたちの中にある〈つぼみ〉が少しずつ膨らんでいくのをおうちの方とゆっくり見守っていけたらと思います。神さまがくださったつぼみ…どんなお花が咲くのでしょうか。楽しみですね。
保育主任 前田朱美子