学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

8月のルーテル日記

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8月の子どもたちの姿

夏メダカのようす

 メダカさんには製作好きが沢山いて、普段から様々な生き物や道具、おもちゃなどを作って楽しんでいます。今回はその中でも特に夏らしい製作をご紹介します!

 ある夏メダカの午後。「あ~、今日はセミ捕りしたかった~。」とF君が一言。いやいや、外は灼熱。出ることはできない…。でもF君の心の中はセミの事でいっぱいの様子。そこでセミを【作る】ことを提案してみると「え?つくる~!」。
かくしてセミ好きの知識とこだわりのつまったセミ作りが始まりました。

 透ける羽、お腹の模様や色、どれも本格的です。その様子を周りで見ていたこども達も次々にセミ作りに参加!沢山のセミが出来ました。それぞれ、色も大きさも様々です。図鑑にはないオリジナルのセミもいましたよ。

 セミが出来ると次は空き箱を利用した虫かご作り。取り出し口に工夫を凝らしたり、クリアなケースを使ったりとこちらも様々です。またセミ作りの合間には「このセミは〇〇〇って鳴くよ!」「このセミは何て鳴くの?」とセミの鳴き声を調べて鳴き比べも!!!とても賑やかな製作の時間でした。

 暑い、いや暑すぎる夏。今後も気温が高い間はメダカの活動も室内のみとなりますが、お部屋の中でも季節を感じて楽しく過ごしたいと思います。

よしこ

 

 暑い暑いと言いながらの夏休み、長いように思いましたが駆け足で過ぎていってしまったようにも思えます。夏メダカで過ごす子ども達の一日は、同じお部屋で過ごしていても実に様々です。「今日は何をしようかな」とゆっくり周りを見回して考えるAちゃん、お部屋に入ったとたん元気に走りまわるB君、自分の思いが伝えられず一方通行になってしまうCちゃん…お部屋の中は子ども達のたくさんの思いに溢れています。それらは楽しいものであったり、時に涙が出てしまうものであったりするわけですが、それがぴったり一つの思いになる瞬間が「おやつタイム」です。特に午後のおやつは、先生たちが大きな籠に盛りだくさんのお菓子を詰めて、おやつ屋さんごっこ!子ども達が好きなお菓子を選びます。「うーん、今日は何にしようかな」「〇〇ちゃんは何にした?」「先生、今日はドーナツないの?」ワクワクしながら手を合わせ、神様へ感謝のお祈りをして、お菓子をいただいたその後は、心も体も元気になってそれぞれの世界へ入っていきます。お迎えのひととき、お部屋にあるおやつの籠を覗いてみませんか?「今日はどんなおやつを食べたのかな?」お子様の一日を垣間見る事ができるかもしれません。

ななえ

 

 今年も、長い夏メダカをこども達と楽しく過ごすことができました。今年から夏メダカに導入した事が2つ…

 まずは給食弁当です。普段のメダカでもお弁当の注文は可能ですが、全員で給食弁当を食べるのはどんな感じかな?と、こども達の様子を楽しみにしていました。ある日のお弁当に大根の煮物が入っていましたが、しっかりとお出汁の色が付いていて一見なんだろう?という物…向かいに座ってるAくんたちにこれは何かしら?ちょっと食べて先生に教えて〜と言うと、Aくんがすぐにパクリと食べて『あっ!これはお母さんが好きなシミシミ大根だ!』とニコニコしながら教えてくれました。そんな話を聞くと隣のお友達もちょっと食べてみたり。好きなじゃない物、見た事ないものはなかなか食べづらいものですが、食べてみたら美味しかったと気づく子もいました。

 次に夏メダカでの新しい事はお昼寝タイムです。4月からも部屋の一角でお昼寝できるスペースは作っておりましたが、一つの部屋を使ってお昼寝時間を取ったのは初めてです。初日…お弁当を食べた後に、『ゴロゴロタイムしたい人〜!』と、言うと何だろう?と思いながらついてくる子もいましたが、お布団でしばらくゴロゴロしながら過ごしていると、少しずつ熟睡する子が出て来ました。もちろんゴロゴロタイムだけで終わりまた遊びに戻っていく子もいましたが、お昼寝をしっかりする事によってまた午後元気にあそぶ姿も見られました。しかしそれもだんだん夏メダカに慣れて来て体力がついて来たのか、後半はみんなお昼寝がいらなくなっていました。これも一つ成長だなぁと…2学期もこども達とたくさんあそんで、いろいろな成長に気づいていけたらと思います。

ゆうこ

 

 僕たちは二階のお部屋にいる真四角のソフト積み木。僕たちの他に三角さんや長四角くんもいるよ。夏メダカのこども達の間では多分一番人気。今はお弁当の時間だからお行儀よく壁に二列に並んで休憩中だけど、今日も朝から大忙しだった。お城やバイク、プリンセスのベッドやお家、たくさん変身した。あ、ゆっくりお弁当を食べていた子もそろそろ終わりそう。みんなうずうずして僕たちの上に座ったり寝転んだりして合図を待っている。「はい、どうぞ。」先生の声でどどっとみんながかけよってガラガラー!僕たちといっしょにAくんも雪崩にまきこまれた。お顔打っていないかな?よかった、笑ってる。なにしろ僕たちはソフトだからみんなのことを優しく受け止められるのさ。

 「勝手に取らないで!」あれあれ、怒っているのはネコちゃんハウスを作っていたBちゃんだ。「あと一つほしいの。Bちゃん使いすぎ!」と C ちゃん。わー、僕の引っ張り合いになっちゃった。そんな二人を「確かに使いすぎ。」「でもBちゃんが最初から使っていたし」「でも…」みんなが見守っている。「…一つ、いいよ。」とBちゃんが言うとCちゃんの顔がパッと明るくなり「ありがとう!」ふう、今日の所は一件落着。でもいつもすんなりいくとは限らない。

 さて 4時のおやつの後、少し静かになったお部屋で Dくんが長四角くんをお屋根にして、僕たちをキッチンカーみたいなかわいいお店に変身させてくれた。緑のブロックを持って来て「いらっしゃいませ~、メロンアイスどうぞ。」しばらくして誰かが階段を上ってくる音が聞こえたよ。「あ、お母さん!アイスどうぞ!」「わあ、ありがとう!」Dくん、美味しそうにお母さんとアイスを食べて帰って行ったよ。

 さあ、僕たちもそろそろ眠くなってきた。壁に並んでお祈りするよ。神さま、今日も一日ありがとうございました。また明日も皆の笑顔に会えますように。

みお

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう