2月のルーテル日記
2月のルーテル日記
3学期のみどりさんのお集まり、こどもたちの思いっきりの「楽しい」を大切にしたいという思いと、もう一つ私が気合いを入れて今の緑さんに伝えたかったこと、それは卒園の歌の導入です。緑さんを思い浮かべみんなが大切に育んできたこと、そしてこれからも大切にして欲しいことを伝える上で「365日の紙飛行機」を選びました。こども達の毎日を思い出してみると、幼稚園の毎日の中で「やりたいと思う一つの種」があったとしても上手く出来ずに悔し泣きした日も諦めようとした時も一人ひとり何度もあったと思います。
人生は紙飛行機、風がふいても(上手くいかない時も)自分の力のかぎり進んでいく。大切なのは早く達成したことでもなく、形や目に見える物が大切なのではなく、そこまでどうやって行ったのかの道のりが大事だということです。形が違う羽根だけど(みんな違ってみんな良い。)自信を持って広げる。それをみんなが見上げる。
そう、緑さんが桃さん赤さんから毎日積み上げてきたそのものが書かれています。
緑さん一人ひとりが大切にしてきたことは大人になっても輝き、時に涙溢れる日も、星(希望)も見えないと思った時も絶対に力になります。
導入後、内容も簡単ではなく時間も長くなってしまいましたが口ずさみ紙飛行機を何個も作る緑さんの姿やその後の集まりで歌う一体感等に、とても心にくるのもがありました。
大人になった時も卒園の歌はどこか懐かしく残ると思います。どこかでこの歌を聞いた時緑さんにとって、いつまでも大切な曲で何か温かいものを思い出すそんな力になる曲でありますように。そして、共に緑さんとここまで歩む事ができたこと神さまに心から感謝し大切に最後まで過ごしていきたいと思います。
なつ
黄色さん達に『もうすぐ卒園する緑さんへ伝えたい事』を尋ねると、「一緒に遊んで楽しかった」「お隣出来て嬉しかった」「優しくしてもらって嬉しかった」等々、緑さんへの思いが、沢山出てきました!そんな黄色さん達で、ある計画を秘密に遂行中なのです!!その途中経過を特別にこっそり教えちゃいますね、でも緑さんには内緒ですよ…! この緑さんへの思いを伝える会をみんなで考えようと始まったあつまりで、開口一番に、「“みんなの緑さん”に楽しんで欲しい。」とAちゃんが発言!それを足がかりに、やりたい事を発表するこども達続出!「“みんなの 緑さん”へプレゼントしたい」「”みんなの緑さん“へ手紙を渡したい」「“みんなの緑さん”へ風船をプレゼントしたい」…溢れ出るように“みんなの緑さん”ワードが大流行。そしてBちゃんの「ビックリハウスを作って緑さんを驚かせる」という提案に続いて、「緑さんと一緒にお絵描きをする」「車を作って緑さんを乗せる」「トランポリンを作って緑さんと遊ぶ」「お部屋を飾って緑さんと一緒に遊ぶ」「緑さんと一緒に本を読む」…と次々に緑さんと一緒にやりたい事を発表するこども達の姿がありました。いっぱいの意見が出たこの日の最後に題名もみんなで考えました。その名も『みんなの緑さん思い出たっぷりパーク♡』緑さんへの気持ちが詰まったこの会は、これから黄色さん達の力で作り上げて行く予定です。1つの目標に向かって一緒に楽しみ、共に喜ぶ経験となりますように。次の一歩へと繋げて行けますように。そして緑さんへ🌸
ともこ
「あ~かさん!」「は~い!」赤さんのおあつまりはいつも元気いっぱいに始まります。この1年間(計18回)のおあつまりの中で、私的ハイライトは2学期に行った音楽遊びです。手作りマラカスを作り、リズム打ちを経験し、歌に合わせて“自由”にマラカスを鳴らす活動でした。“自由”は、唯一無二の自分を表現する事が出来る魔法の言葉だと思っています。赤さんの演奏はそんな自由でいっぱいの形となりました。私自身も心から楽しくて、また3学期も音楽遊びができたらいいな…と思っていました。そんな密かな願いがもうすぐ叶うと思うと、待ち遠しいです。実は、緑さんを送る会で赤さんから緑さんに何をしたいかの聞き取りをしたおあつまりがありました。数あるアイディアの中から「お歌のプレゼントがしたい!」という内容のものがあったのです。あの時溢れた自由な表現力。歌のプレゼントを通して、大好きな緑さんに赤さんらしさを届けられますように。赤さんのみんな、楽しんで準備しようね☺
なお
いつも、集まりを楽しみにしてくれている桃さんは、緑さんの卒園のプレゼント作りに一生懸命に心を込めて製作をする姿が見られました。また、先生のお話もよく聞いて丁寧にシールを貼り、集中する子ども達に、この1年の成長がとても大きなものだと確信できた時間となりました。マナ組さんから桃さんに移行した子ども達とも関わる事ができ、以前とは違う大きくなった姿に嬉しさがこみ上げてくるものがありました。
自由遊びでは、言葉より涙が先に出てしまい、小さな体で精いっぱいの表現をしている姿も見られます。「どうしたの?」と声をかけ泣いている友達を気遣う場面も多く見られます。こうした毎日の園生活の中で、様々な思いや経験を通して今度は自分達が優しいお兄さん、お姉さんになっていこうとしています。赤さんになる準備をしているのだと実感するのと同時に、職員一同これからも楽しみに見守っていこうと感じる瞬間でもあります。
神様から頂いた大切な時間を桃さんの子ども達と関われた事をとても嬉しく思う1年でした。
あや
最近のマナさんの朝の光景はすぐにお母さんとバイバイでき、好きな遊びに入っていきます。ある日、箱の中で絵の具のついたビー玉を転がす製作を見て、「何してるの?」と興味深々の様子。ビー玉を転がすとカラフルな色の線がいくつもでき「色が混ざってきたー」とうれしそうなAちゃん。1つの長い縦の線をみて「クレーン車みたいだね」と言うとニコニコ笑顔のB君。一生懸命箱を横に振り、時には自分で考えて箱を回してみたりしたC君。気づけば室内遊びの時間いっぱいに集中して楽しんでいました。
出来上がった色やカタチはどれもステキで二度と同じものにはならなく、一人一人のこどもたちの個性にも思えます。
この作品の様に、こどもたちとその一瞬を共有できる幸せを担当一同改めて感じました。
その時、その遊びを充分に楽しみ過ごせるようになったマナさん。
これからも神さまに守られて幼稚園生活を楽しんでね。
もとこ
五月から始まった今年度の遊ぼう会も早いもので一年が過ぎようとしています。
はじめは泣いていたこどもや、保護者の元から離れられないこどももたくさんいましたが、今ではそれぞれ自ら遊びたい遊びを見つけ、集中して遊び込む姿があります。
この一年で進んで片付けに取り組んだり、言われなくても礼拝中には自分で気づいて手を組み合わせる姿などたくさんの成長をみてきました。私たち教師はこの日々のこどもたちの成長を保護者の方々と共に感じ、共に喜びあえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
入園前のかけがえのない毎日は、保護者の方にとってはたくさん悩み、壁にぶつかるときもあったかと思います。その大切な時をここを選び、共に過ごそうと思ってくださった思いに私たち教師が寄り添うことが出来ていればとても嬉しく思います。
これからも神様に守られ、一人ひとりの子どもたちが心も身体もすくすくと成長できますよう心よりお祈りいたします。
まい