12月のルーテル日記
12月のルーテル日記
2学期のある日、クラスの時間に「お家に帰りたい!」と落ち込むAちゃんの姿を見て、ともこ先生がみんなに言いました。「Aちゃん困っているね。みんなも困る事あるよね。どんなことで困っちゃうのかな」するとBくんが「お兄ちゃんにバカって怒られる」この発言をきっかけにこひつじ話し合いが始まりました。ともこ:「そんな時はどうすればいいかな?」C:「お母さんに言えばいいよ」B:「お母さん居なかったもん」D:「どうしてバカって言われたの?」B:「お兄ちゃんのぐちゃっとしたから」C:「ごめんねって言えば良かったんじゃない?」B:「ごめんね言っても許してくれない」D:「そこから離れるのはどお?」(以下続く…)緑さんを中心に、どうすればよいか解決案を考え、自分の思いを伝え合うその話し合いの様子を、ともこ先生と私は頼もしく感心して聞いていました。いよいよ3学期!こひつじ組では、こども達を中心にみんなで心を通わせ、言葉で自分の思いを伝え合うステキ時間を大切に一日一日を過ごしていきたいと思います。
まさこ
お祭りが大好きなぶどう組のAちゃん、1学期は夏祭りを企画しお店で出店する物の製作、展示、販売と各ブースで手腕をふるっていました。そして2学期…またまた店長として新しいお祭りの構想を練り始めました。その名は「紅葉まつり」まだまだ暑さが続く中での意外な発想ではありましたが、いつものメンバーとあれこれ考え準備が進んでいきました。Bちゃんは大きな木、葉っぱやお花の製作(なぜか桜でしたが)、Cちゃんはお店で食べてもらう食品作りなどなどアルバイトの店員さんたちでしっかり分担し、作業ははかどっていきます。ぶどう組から始まった紅葉まつりは、各クラスに呼び込みに行ったり、玄関にポスターを張って外部の方にも?お知らせするなど周りの子を楽しく巻き込むお祭りになりました。最後はサンタさんやそり🛷まで手を広げ賑やかなクリスマスパーティー🎄で幕を引きました。3学期も1人から仲良し・そしてたくさんの人繋がっていくぶどうでありますように♡
さか
お片付けの♪ピンポンパンが鳴って、ゆりさんの部屋に戻ってくると、「お隣しよう~!」とこども達の席決めタイムが始まります。ある日のおやつの前の時です。「先生~、困っちゃった~」とお助けの声が聞こえてきました。どうやら、赤さんのAちゃんが3人とお約束していたようで、黄さんのBくん、緑さんのCくん、Dちゃんが困っているという状況でした。4人で色々と考えた結果、あみだくじで決める事になりました。そして、BくんとDちゃんがAちゃんの隣に座る事に決まりました!と思ったら、Cくんが「ぼく、今日おやつ食べたら帰るから、お弁当と帰りもお隣出来ないんだもん~」と、目から涙が溢れていました。納得出来ていないCくんの姿を見て、ゆりさんみんなで考えました。すると、緑さんのEちゃんが、「Cくんが帰るまでAちゃんとお隣したらいいんじゃない?」と言いました。「みんなはどう思う?」とゆりさんに尋ねてみると、緑さんのFちゃんも、「わたしもそれでいいと思う!」と言いました。二人の言葉を聞いたDちゃんは、「Cくんが帰るまでいいよ」と席を譲ってくれました。「良かったね」とこの日は一件落着!と思っていたら、翌週また同じような状況が起こりました。この瞬間、私は少し前に読んだ聖書のお話を思い出しました。「譲られた人よりも譲った人の方が本当はラッキーである」というお話です。(ルカ 14:10-11)そのお話をCくんに伝えると、「じゃあ、いいよ!譲る!」とCくんは、席を譲ってくれました。そのCくんの姿を見ていたゆりさんは、その日以来、「譲り合う姿」が見られるようになりました。
3学期に入り、ゆり組での生活もいよいよカウントダウンです。ゆりさんみんなで助け合いながら過ごせる3学期であって欲しいと思います。
神さまの言葉って魔法のようですね♡
みさと