11月のルーテル日記
11月のルーテル日記
待ちに待った山間合宿!みんなで食事のメニューを考えたり、お手伝いのグループを決めたり、やりたいことを話し合いながら準備を進めていきました。
1日目のお山登りでは、「がんばるぞ!がんばるぞ!エイエイオー!」とお馴染みの掛け声で気合を入れていざ出発。最初は≪♪さんぽ≫の歌を歌いながら余裕そうな子ども達でしたが、何段も続く階段を登り始めると、「まだあるの~?」「意外とお山って大変だな~」とつぶやく子も。途中、疲れて立ち止まってしまった、Aちゃん。すると、後ろを歩いていたBくんが「ストップ!ちょっと待って」とAちゃんのことを心配する姿も。「もう少しだよ」と励まし合いながら、自分の力でお山を登りきることができました。地球村でも、食事準備のお手伝い、布団敷きに片付けなど友だちと協力しながら自分の手で生活を進めていく姿が見られました。
お休みをしたお友だちのことを思いお祈りをする姿、探検のときにどんぐりのお土産を拾う姿も見られ、2日間のお山の生活で、緑さん同士の絆がまた一段と深まっていったように感じました。
みさと
ルーテル幼稚園が支援しているエディリン・パディリャちゃんから手紙が届きました。「パディリャちゃんはフィリピンという国に住む11歳の女の子です」「ポップダンスコンテストで1位になったんだって」「お勉強も頑張ってるみたい」。写真を見て、お話を聞きながら、遠い国のパディリャちゃんが少しずつ身近な存在に思えているように感じられました。
最後に、貧しい家庭でも頑張っている彼女を助けるために、みんなが出来ること何かないかな?と聞いて見ました。「売ればいい!」と年長児Aくん。「何を売るの?」「自分たちが作ったクッキー!」「そのお金をパディリャちゃんにあげる!」さすが緑さん。今までの経験も手伝って、パディリャちゃんのために自分達ができることを率先して進めていこうとする姿は頼もしく素敵でした。
今年は、おやつ作りで作ったことのある“かぼちゃボーロ”にしました。小さな手で一生懸命丸めたボーロには子ども達のパディリャちゃんへの優しい気持ちがつまっています。献金のご協力ありがとうございました。
まさこ
今日の礼拝はいつもと違います。園長先生は白くて長い服。お母さんと一緒に座ります。こどもたちはうれしい気持ちと少し緊張の面持ちでお話を聞いています。お話の後の祝福も、今日はおうちの方と一緒に聖壇の前に進み、受けました。少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうな顔をした子どもたちでした。
子どもたちが神さまの計画のもとにこの世に生を受け、それぞれの場所で日々豊かに育てられています。おうちの方たちも子どもたちを愛し、見守り育てていく日々の中で喜びだけではなく、悩みや戸惑いを感じながら子どもたちと向き合っておられると思います。私たち大人から見ればよくないことと感じられる子どもの姿であっても、子どもたちが良い方向へ進むための神さまの育みであることを信じる心を持ち、イエス様がいつでも子供を招かれたように、小さい存在である子どもたちの思いを受け取り共に支えていけたらと思います。
ゆきこ
11月には6名になったももさん。入園当初はどの子も緊張がありましたが、園生活に慣れ、好きな遊びを見つけて伸び伸び遊ぶ姿が見られるようになりました。お友達が増え慣れてきた分、関わりも深くなりトラブルも出てきました。しかし少しずつ「貸して」「いいよ」「ごめんね」などの言葉を覚えると徐々に仲間意識やおもいやりが芽生えてきました。
ある日Aちゃんがお家へ帰りたいと大泣きしていると、そっと手を差し伸べてよしよししていたA君。またその姿を見て「僕のおもちゃ貸してあげるよ。一緒に遊ぼう」と誘うB君。言葉はないけどダンボールを被って顔をだしたり引っ込めたりと笑いに変えてくれたC君。長い間泣いていたAちゃんはもうニコニコの大笑い。こんな優しい気持ちのももさんに大感動!小さなももさんには大きなおもいやりの❤️がいっぱいです。その背景にはお家の方の大きな愛情と神さまからの愛があることを改めて感じました。
もとこ