学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

8月のルーテル日記

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8月の子どもたちの姿

お友だちの力

 おはよう! 夏メダカの朝、元気な声が聞こえてきます。登園するとすぐに水着に着替えて一番乗りで園庭に行く子がいるかと思えば、イヤだーと何もしたくない子も・・・。暑い日が続いたこの夏、その気持ちわかるわと少し様子を見ておりますと、仲良しのお友だちが登場した途端、やる気満々に変身! 元気に園庭に飛び出していきました。お友だちの力はすごいですね。

 室内遊びでは、一人でブロックの線路を作っている子を見て、ぼくも入れてと、数人で長い長い線路が完成。それを見た製作をしていたお友だちが牛乳パックで作った乗り物を持ち、これを走らせてもいい?と線路に自分で作った乗り物を走らせました。それを見た、今まで線路作りに打ち込んでいた子が今度は乗り物作りに没頭。最後は自分で作った乗り物をみんなで作った長い長い線路に走らせていました。みんなが影響し合って、遊びがどんどん広がって行く体験は一人ではできません。やはり、お友だちの力はすごいですね。

ともこ

おうちのおうち

 「セミのぬけがら!」、「こっちにも!」、「先生見て!」と初日は、園庭でセミのぬけがら探しから始まりました。梅雨明け後ということもあり、例年より多く見られ、子どもたちは見つけるたびに大きな歓声。「なに」。初めて見る赤さんもいて、触るのがこわい子どももいましたが、「大丈夫だよ」、「こわくないよ」と優しく声をかけ、手のひらにぬけがらを置き、「セミのおうち」と教えてあげている黄さん。お部屋から空き箱を持ってきた黄さんに、「お外には持ってきてはいけないんだよ」と教えてあげている緑さん。「おうちの中に入れてあげるの」。その言葉を聞いた子の中には、一緒にぬけがらを集める子もいました。お部屋の時間になると、そのお家のリフォームが始まり、製作へと発展!楽しい遊びの一つになっていきました。

 これからも、子どもたち一人ひとりの気持ちや思いを見逃さないようにじっくり関わり、受け止めていきたいと思います。神さまが与えてくださっている恵みに感謝しながら。

ほり

大きくなって

 約一ヶ月の夏メダカが終了しました。

 毎日たくさんのセミが鳴き、抜け殻を探して集めてきて、『先生、袋ちょうだ~い』という子。木にとまっているセミを見つけて、『先生、セミ捕まえて~』と言ったものの、捕まえるとこわくて『きゃ~』と逃げていく子。『セミは長く生きられないから捕まえちゃ可哀想だよ』と言う子。セミひとつとっても、さまざまな子どもたちの姿が見られました。

 室内遊びでは、工作や折り紙をする中で、『先生、お店屋さんがしたい』と言う子が出てきて、お店を出すと、『いらっしゃいませ~』の声に誘われて、さらにお店屋さんをしたい子が増え、自分でお金を作って、買いに行く子が出てきたりと、自然に遊びが広がって行きました。

 毎日、いろいろな遊びをして楽しみましたが、最後に『先生、靴がきついよ』と言われ、一ヶ月、子どもたちはやはり成長していたなと感じました。

ゆうこ

自由な発想で

 夏メダカは保育時間が長く、子どもたちの様々な活動の様子をみることができました。どんなことに興味を持ち楽しさを感じているのか、一緒に遊ぶことで、知ることができ、一緒に味わうことができました。

 メダカルームには教材が多くあり、子どもたちは道具を選んで、工夫して使って、自由な発想で制作します。できあがった制作物に私はいつも驚かされます。子どもたちが好きなものや、自分や友だちと考えたものを制作することができるのは魅力的だと思いました。子どもたちの表現する力の素晴らしさを実感しました。

 また、友だちとの関わりや年齢による遊び方の違いを学ぶこともできましたし、子どもの気持ちを聞くことの大切さを実感することができました。

石渡愛 (いしわたりめぐみ、金城学院大学4年生)

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう