5月の子どもの姿
5月の子どもの姿
チューリップの跡地に、緑さんとひまわりの種を植えることにしました。この小さな種1粒ずつの中に生命がギュッと詰っていること、このままお皿の上に置いていても種のままだという話をすると、「水をあげる!」「雨!」「太陽もいる!」と育つために必要なものを次々にあげる子どもたち。「皆で大切にお世話をするけど、いつ芽を出すかは神さまが決めるんだよ。」と保育者が伝えると、○くんが「神さまスイッチが種の中にあって、神さまがスイッチをONにすると芽がでるんだよ!」。この発言には思わずなるほど!!いつ、ひまわりスイッチがONになるのか、皆で楽しみに待つことにしました。
園の中には数えきれない程の〈神さまスイッチ〉が溢れています。自然界の中だけではなく、私たち大人や子どもたちの中にも幾つも備えられていて、それぞれに〈ふさわしい時〉が与えられています。神さまに信頼して、その時を楽しみに待つ仲間として成長できたらと思います。
入園、進級から2ヶ月がたち、子ども達も少しずつ新しい環境に慣れてきた様子です。とりわけ新入園の子どもたちは、好きな遊具、遊び、そして身近な保育者を心の拠りどころとし、自分の居場所を見つけ、安心感を持って過ごせるようになってきました。
安心感を持って過ごせるようになってくると、今度は周りの友だちの存在に気づき始めます。部屋で保育者と友だちが何か楽しそうに製作をしている姿を見て、「自分もやってみたい!」と思い、保育者と友だちと一緒に楽しく製作を始める子。友だち同士楽しく遊ぶ様子を、その傍らでじっと見ている姿や、泣いている友だちを見て「先生、○○ちゃんどうして泣いてるの?」と気にかける姿。このように友だちの存在に気づき、存在を感じつつ過ごす子どもたちの姿は、思いやりを学び、共に過ごす楽しさや喜びを味わうための大切な姿です。
しっかりと受けとめ、育んでいきたいと思います。
進級・入園から2ヶ月がたち、子どもたちは一人ひとりのペースでお友だちや周りの環境との交わりを深めつつ、様々な遊びに出会い、試しています。
園庭では滑り台やブランコといった遊具での遊びや、鬼ごっこやかくれんぼなどルールのある遊びをお友だちと一緒に楽しんでいます。また、雨上がりの水たまりに飛び込んでみたり、泥だんご作り、水路作りなど、水や砂、土、泥など可塑性のある身近な素材に触れ、その感触や不思議さに出会い、驚きや心地よさを感じ取り、試したり、工夫したりして遊びを展開しています。
室内では線路やブロック、積み木を使った遊びや、おままごとなどのごっこ遊び、絵本や描画活動といった遊びが展開されています。特に製作コーナーでは空き箱などの廃材を使って、自分の作りたいもののイメージをどのように形にしていこうかと、色々な材料、道具を使った試行錯誤が行われています。
子どもたちが五感を使い、試行錯誤しながら、遊びを展開していけるように、環境を整え、支えていきたいと思います。
保育者:「みんなのお母さんはいつもどんなことをしてくれる?」
子ども:「お料理を作ってくれる」
「洗濯をしてくれる」
「温かいお風呂を沸かしてくれる」
「いつものんびりしている」…………………ん?(苦笑)
と、子どもたちからお家でのお母さんの姿が次々あがってきました。
いつもじぶんたちのために一生懸命働いてくれるお母さんに、ありがとうの気持ちを込めてメッセージカードを作りました。
「ぼくのお母さんはいつもニコニコ笑っているよ」、「お母さんは紫が好きだから紫色のお花をかこう」と、子どもたちはお母さんのことを思いながら、顔やメッセージを書きました。
大好きなお母さんを与えてくださった神さまに感謝します。