学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

1月の子どもたちの姿

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1月の子どもたちの姿

☆園庭あそび☆

 「先生、見て見て!」小さな手には氷のかけら。一年で一番寒いこの季節、園庭に出来た氷も、子ども達にとっては、楽しい遊びアイテムのひとつです。「氷屋さんで~す!」集めた氷を手押し車で運んだり、泥水のなかに入れれば、「冷たいジュース」の出来上がり。朝一番は凍った園庭の土を踏み、「カチカチだね!」と冬の自然を感じています。そんななか、最近園庭でずっと続いている遊びを紹介します。砂場の隣、金木犀の木と三角屋根のお家の間でその遊びは繰り広げられています。「先生、水、水ちょうだい!」「えっ?この寒いのに水遊び?」保育者の不安をよそに、どんどん水を運ぶ子ども達。たちまち水溜りが出来上がりました。そのうち、そこには「パイプ発射」と呼ばれる筒が何個も斜めにかけられ、その筒のなかを様々な砂場のおもちゃが船となって通り、水溜りへ発射されるのです。上手くいく時と途中でとまってしまうときがあり、見事水溜りへ到達する瞬間がたまらなく楽しい様子。船は、「スコップ船」「たこ焼き船」など様々です。保育者が「これは池なの?海なの?」と聞くと「沖縄の海」との答え。するとその時、沖縄の海で不思議な現象が!!スコップで海に砂を入れ、じっと見ていると、ぽこっ、ぽこっと空気が発生するのです。「温泉だ!」沖縄の海は魅力がいっぱいの様です。遊びながら、子ども達のイメージはどんどん広がっていきます。保育者の耳元にやってきて、小声で「でもね、実はこの海の底には、サメがいるんだよ」「え~~っ!」楽しい園庭のひと時でした。

「ねぇ、みて~。みてて~!」と自分の縄跳びを持ってやって来る子ども達。
ひと度このやる気に火が付くと、前とび5回→10回→30回…と課題をクリアする度に貰えるシールを楽しみに、根気よくチャレンジしていきます。もちろん最初にコツを掴むまでの道のりは、なかなか険しいものがあります。縄を回す手の動かし方、ジャンプのタイミング、跳ぶ時の姿勢など、全ての動きとリズムが上手く絡み合ったとき、最高にワクワクした感動の瞬間を体感出来るのです。思うようにいかなくても頑張って、何度も何度も繰り返し挑戦する姿を、そばに居る私たち保育者は、息を潜めて祈るような気持ちで見守ります。出来たときは、駆け寄って思わずハイタッチ!!の気分です。
大繩跳びも、最近子ども達からのリクエストが続き、良く園庭遊びの中に登場します。
小さなお友達は、ニョロニョロヘビに見立てた縄を跳びます。黄・緑さんは、「回してあげるよ。」とヘビの大きさや高さを微妙に変えてその子に合ったバージョンで縄に変化をつけてあげている様子が伺えます。そして自分たちの番になると「ゆうびんやさんがいい!」「最初から回してね!」とやってみたい跳び方を保育者に伝えます。色んなバリエーションができる様になってくると、更にお友達と一緒に跳んでみたり、回っている縄の中に入って来るパターンに挑戦したりと、次々に広がっていきチャレンジする喜びを味わっています。
そんな姿をジーッと見ている子達がいます。自分にはまだ難しいと感じ、やってみるのには少し勇気がいる様子。でも、〈見る〉ことによって大きな縄とのタイミングや、跳ぶ位置などを観察し、自分が跳ぶときのイメージを膨らませ、やってみよう!という気持ちを徐々につのらせていきます。フツフツと子どもの中で湧き興ってくるこの気持ちが、次への活動への原動力となり、「やってみる!」と声に出せた時にはちょっとやそっとではへこたれない力となっているのを感じます。
その後、保育者が回す大なわをリズムよく跳べるようになると自信を持った子ども達は「今度は自分の縄跳びでやってみる!」と個々のチャレンジへと進んでいく頼もしさも見せてくれます。
確かに、挑戦したことへの達成感も格別ですが、そこに至るまでの子ども達の様々な気持ちの変化には、更に大きな恵みと感動が溢れています。この成長をかみしめ支えていきたいと思います。
2014年2月03日

 

☆伝承遊び☆

 凧やコマなど作って遊びました。凧はコピー用紙を使って自分の好きな絵を描き、出来上がったら早速外へと駆け出して行く姿が見られました。外では走って、風になびいている凧を楽しんでいたようです♪
 コマは紙コップで底にビー玉をつけたものや、牛乳パックの底だけを使ったもの、ダンボールで作ったもの、CDを使い真ん中の穴のところにビー玉をつけたものなど様々な素材で作りました。そして、好きな色で模様を描いたり、塗りつぶしてみたり…と「回したらどんな模様になるかな?」とワクワクしながら作っていました。最初はなかなか上手く回せなかった子もだんだんとコツをつかんで回せるようになると、「回った~!」「キレイ~♪」と嬉しそうな表情でした。凧もコマもやはり、自分の手で作った物は完成したときの喜びが大きいですね!!
2014年2月03日

 

☆園庭ワーク☆

 1月18日に大人の参加33名子どもの参加35名と寒い中、たくさん参加して頂き、皆さんの力を借りて園庭が整備され綺麗になりました。砂場には大きな山が出来上がり子ども達はそれを見ただけで、笑顔になりました。運営委員長の松隈先生をリーダーに堆肥箱から落ち葉を掘り出し、作業も順調に出来ました。子ども達の手にはたくさんのミミズでいっぱいになっていました。作業の後はお楽しみの焼き芋・ポップコーン・焼きりんごを「美味しいね。」と言いながら皆で頂きました。ご協力、ありがとうございました。
2014年2月03日

 

☆WAKUブロック☆

 バザーの益金で保護者会が企画してくださいました。グループ別に積木で遊びました。年少児と満3歳児は積木の箱をお弁当箱に例えて、ごちそうを詰めました。沢山ごちそうを詰めて高く積み上げそれを、お家にして隣のお家まで道を作って遊びました。年長児と年中児はクラス別のチームになり大きなタワーを作りました。勝田さんの魔法の指でトンネルを作って、みんなでアリになってくぐりました。「キャー、ワアー」歓声が響いていました。
この日の出来事がとても良い刺激になり、遊びの中で積木遊びを繰り返し遊んでいます。楽しい企画をありがとうございました。
2014年2月03日

 

☆緑さん:グランパスサッカーエイト☆

1月22日(水)グランパスサッカーエイトのコーチがサッカーの指導に来てくださいました。
 まずはサッカーボールを上に投げ、ボールが宙に浮いている間に手を「パン!」と一回叩いてキャッチするというハンドリングからはじまり、続いてボールを蹴りながら線から線を往復したり、2チームに分かれて、1つのチームはたくさん並んでいるカラーコーンを倒し、もう1つのチームはその倒れたコーンを起こす、最終的に立っているコーン、倒れているコーンどちらが多いか競うゲームもしました。
 後半は男女に分かれてゲーム形式の試合をしました。無我夢中でボールを追いかける姿、相手にゴールを入れられないようゴール前で必死に守る姿、途中自分のチームがどちらのゴールにシュートを入れたらいいか分からなくなりオウンゴールをしてしまう子もいました。一生懸命ボールを追いかける緑さんの姿はとてもたくましく見えました。勝負事になり最後についてくるのは勝ち負けです。勝って大喜びするチームもあれば負けて悔しい思いをする子…悔しい思いを隠し切れずその場から離れていったり、中には涙をにじませる子の姿もありました。「負けは勝ちなんだ」と自分に言い聞かせている子もいました。このグランパスサッカー教室の時間で様々な子どもの表情を見ることができました。
 前日の帰りに「サッカーやりたくない」と言っていた子も終わりの時間になると「えーまだやりたかった」と言えるくらい楽しい時間になった様子です。次の日の緑さんのあつまりでもサッカーをしました。今後も緑さんに限らず自由遊びの時間にも引き続きサッカー遊びをしていきたいと思っています。
2014年2月03日

 

☆音調べ☆

 毎日の生活の中で子どもたちは季節の歌や讃美歌を歌ったり、リズム遊びや楽器遊びをしたりと沢山の音楽に親しんでいます。そこで今年も幼稚園のみんなで音楽を楽しむ時間として音調べの時を持ちました。毎年、保護者の方や保育者など子どもたちにとって身近な人の演奏に耳を傾けたり、クラスごとに歌や楽器を発表したりして楽しんでいますが、今年はMちゃんのお母さんにギターの演奏をしていただけることになり、エチュードNo.11(ヴィラ・ロボス作曲)や、子どもたちもお馴染みのさんぽ~となりのトトロより(久石譲作曲)の演奏を楽しみました。
 その後、それぞれのクラスで準備してきた曲を1曲ずつ発表しました。こひつじ組は普段クラスで楽しんでいる歌の中から「カレンダーマーチ」を、ぶどう組は年長さんの提案で「世界に一つだけの花」を歌いました。ゆり組は“他のクラスのみんなが知らないゆり組だけの歌が歌いたい!”ということで「へそまがり」を歌いました。それぞれのクラスの歌を楽しんだあと、今年は桃さんもやりたい!ということで桃さんも「てをたたきましょう」の歌に合わせて楽器を演奏してくれました。
 クラスや学年の枠を超えてみんなで音楽を楽しむひとときを過ごすことができました。これからも沢山の歌や楽器に触れ、音楽に親しんでいきたいと願っています。
2014年2月03日