11月のルーテル日記
11月のルーテル日記
簡単には決まらない配役決め。希望者がいない役や人数が足りない役があり困っていた緑さん達。すると、最初に勇気を出して手を挙げてくれたAちゃん。「Bくんが羊飼い一人だとかわいそうだから一緒にやる!」と言ってくれました。しかし、まだヨセフと博士の役が決まりませんでした。すると、Cちゃんが「うち、博士もやる!」と二役やってもいいと言ってくれました。少しずつ時計の針は進み、終わりの時間まであとわずか。すると、Dくんがそうっと手を挙げて、「ヨセフやる!」と言ってくれました。「本当に?」と思わず聞き返してしまいましたが、「うん。」と頷いたDくんのその表情からは強い意志が伝わってきました。
少し前までは、皆の前だと恥ずかしがっていた緑さん達が、自信を持って自分の思いを伝える姿が見られました。神さまが与えて下さった一つひとつの大切な役になって、おうちの人にクリスマスの喜びをお伝えできるように、皆で準備を進めていきたいと思います。
みさと
「家畜小屋って?」「動物園?」あつまりに登場した十大先生のお話を真剣に聞く子ども達。今年もクリスマスの時期がやってきました。ところが、「ページェントって覚えてる?」と尋ねると…シーン。(あれあれ?大丈夫かな?)少し不安になりましたが、赤さんの時の話をすると「あ、僕ひつじだった!」「あっ あれね!」少しずつ記憶が蘇り、盛り上がっていく年中さんらしい姿にほっこり。
配役決めでは、「お友だちの真似をせず自分がやりたいと思った役を選んでね。それは神さまが与えてくれた役だよ」の言葉通り、一人ひとりがしっかりとやりたい役を考え、自分の意思を伝えにきてくれました。なかにはなかなか決まらない子もいました。宿屋さんの人数が少ないことを伝えると、真っ先に手をあげ、「替わってあげる!」と役を替わってくれた子もいました。クリスマスに向かうあつまりを通して一人ひとりがしっかりと頼もしく成長していると感じさせてくれた黄さんの姿でした。
まさこ
「クリスマスってどんな日か知っていますか?」という十大先生からの問いかけにより初めてクリスマスの意味を知る子どもたち。ページェントでは羊と星になる赤さん。
パネルシアター風にもわかりやすく羊さんとお星さまに焦点を当てクリスマスのお話をしました。ワクワクする気持ちとちょっぴり緊張した子どもたちのまなざしが保育者にも伝わってきます。
「羊がやりたい」「星がやりたい」「両方やってみたい」「まだ考えているから決まらない」とクリスマスの意味を赤さんなりに理解して自分の気持ちを伝えることができました。
ページェント当日には「やっぱりこれがやりたい!」と気持ちが変わり配役が変更になるかもしれませんが、それでもいいんです。おうちの方に支えられながら、子どもたち一人一人が心に残るページェントの日を迎えることができますように願っています。
ゆきこ
秋の自然の中、とても良い天気に恵まれた山間合宿。
1日目の山登りでは蛇が出て怖くなってしまう子もいましたが、「あと少し頑張れー!」と励ます姿も見られ、全員で登りきることができました。
2日目は自由時間がたっぷり。地球村では輪投げやフラフープ、ハンモックでのんびり、スケッチ、石を割って化石探し…。広場で幼虫探しやくぐり氷鬼もしました。教師提案のフォークダンスも楽しんだ後、残り時間も僅かな時、Aちゃんが「透明パラバルーンやりたい!」と声を上げました。他の子たちも「やりたい!」と言い、緑さんみんなで輪になって真似っこパラバルーンをしました。みんなの様子を見て転園したばかりのBくんも自然と輪の中に入り、盛り上がりました。
今までの緑さんの活動や絆が繋がっているなと思う瞬間で、感動的な姿でした。仲間と共にご飯を食べ、寝て、遊び、過ごしたこの2日間は充実していました。様々な恵みと素敵な仲間を与えてくださった神様に感謝します。
なつき