8月の保育主題
8月の保育主題
今年の夏もまた一段と強い猛暑ですね。お天気の良い日でもなかなか園庭であそぶことができない日も多くなっています。しっかりと水分補給をして熱中症に気をつけて過ごしていきたいと思います。
ある日の朝、門の外の壁の下に羽化したばかりのセミがとまっていました。
登園して来たこどもたちはまわりにしゃがみこみ、「抜け殻が近くにないね」「まだ飛べないんだよ」などと観察を始めました。また、少し経ったある日、幼稚園のお庭の木にセミの抜け殻を見つけ、鳴いているセミを見上げるこどもたちの姿がありました。小さな命ですが、その命の大切さを感じる夏になったのではないでしょうか。暑さの中、園内での活動が多くなっていますが、こどもたちは私たちが思いもつかないものを作ったり、お友だちの作品を見てそれを自分なりに展開させて面白いあそびを作り上げていきます。お互いに手伝い合いながら製作を楽しんでいる姿も、思いが伝わらずぶつかり合う姿にも春から1歩1歩歩んできたこどもたちの成長を感じます。今月の聖句のようにお互いを思いやる心が豊かに育まれるといいですね。さて、いよいよ夏休みが始まります。いつもの一日とはまた違う日々を過ごすこどもたち、時には楽しい計画もあるかもしれません。ゆったりとした時間ももてるかもしれません。こどもの成長期の今しかない、を見逃さずたくさんの笑いとちょっぴりの涙も?あふれる夏休みになったらいいなと思います。また、8月は平和を祈る季節でもありますね。世界を見ると、決して平和ではない現状があり、毎日幼稚園で楽しくあそんでいるこどもたちと同じ何も変わらない大切な小さな命が危険にさらされている国のこどもたちのことも祈っていきたいと思わされます。8月も神さまに守られて元気いっぱいに毎日を過ごせますように!
副園長 徳弘由美子