5月のルーテル日記
5月のルーテル日記
『ガムテープ』それは何でもくっつく（と思っている）ルーテルっ子の必須アイテム！！ある日、図鑑を見ながら新聞紙で形を作り、慣れた手つきでガムテープビリッ！ペタッ！を繰り返してブラキオサウルス作りをしている緑男子のA君B君。それを熱い視線で見つめる赤さんのC君。「C君も何か作ってみる？」と尋ねるとすぐに「魚」との返事。A君B君に倣って早速魚の図鑑を見て作りたいものを考えます。新聞紙を魚の形に丸めると次はいよいよガムテープ！でもガムテープビリッ！は赤さんには難易度高めの作業。先生が手伝いながら少しずつ貼っていきます。その時近くでクレーンゲーム作りをしていた黄色の D 君から、「先生手伝って！上手くいかないところがある！」との訴えが…「今C君のお手伝い中だから、終わってからでもいいかな？」とD君の緊急事態を先延ばしにしようとするやりとりを聞き、A君が「C君の手伝い僕やるよ」と名乗り出てくれました♡お助けマンの登場で、緊急事態は解除され、完成したC君の魚はダンボールの海の中に放たれました。(めでたしめでたし)そしてこの日以来魚作りがマイブームとなったC君は"ガムテープビリッ！マスター"への道を今日も歩むのでした。年上児に刺激を受けてやってみたい！という気持ちを抱いて、やりたい事に熱中する姿。また自ら気づいて友だちや年下児を助ける姿はルーテル幼稚園のあそびの中でごく自然に見受けられます。あそびの中で繰り広げられるこどもたちのこうした姿を大切に、共に過ごして行きたいと思います。
ともこ
5月の初めの出来事、「かくれんぼしよー。せんせいと、あのこもね。」「あのこは、○ちゃんって言うんだよ。」「○ちゃん？・・・○ちゃんもかくれんぼするよー！」園庭で出会った赤さん2人。名前を呼ぶ子も呼ばれている子も、笑顔になる姿が何とも可愛い瞬間でした。「せんせいさがしてねー。」そう
言って2人は慌てて走り出し、どこにしようか迷いながら2人でシナイに決めて隠れるとこちらをチラチラ。「もーいーよー！」とっても大きな声で知らせる様子に、たくましさを感じました。一生懸命体を小さく丸めてシナイに隠れている姿を横目に「いないな〜」と探していると、クスクス笑い声が聞こえてきました。そんな可愛い姿をもう少し見ていたくて、わざと見えないフリをして探し続ける保育者でした(笑)「みーつけた！」と保育者が近づく「きゃあ〜！」っと大きな声と共に驚き、大笑いの2人。楽しいかくれんぼのひと時となりました。そんな2人は、帰りの集まりで初めてお隣に座っていたのでした。
5月の終わり、「きょうも、おとなりしようね」「うん、いいよー」嬉しそうに約束をする黄さんペア。一緒が嬉しくて仕方ない様子の2人はある日、木工コーナーに仲良く登場。トントントン・・一緒に木を選び、力強く金づちで釘を打ったり、木と木をボンドで固定したり。同じ工程を楽しみながら励みにしながらの時間。「どこまでできた？」と気に掛ける姿と、お友だちに一生懸命ついていく2人の姿がありました。作ることを通してまたグッと二人の距離が縮まり、木箱が完成すると喜びも2倍になっているようでした。
神様の繋げて下さった出会いに感謝いたします。
あゆみ
♪若葉をゆす～って～緑の風が～♪私の大好きな讃美歌がそれぞれのお部屋から聞こえてきた5月。穏やかな春の日差しに包まれてこどもたちは毎日元気いっぱいあそんでいました。新入園のこどもたちも自分の好きなあそびや居場所を少しずつ見つけ、幼稚園が安心できる場所になりつつあるようです。
砂場横の築山は、毎日のようにその姿が変化しています。築山好きなレギュラーメンバーたちは、日々スコップで斜面を堀り、道を作っては上から大量の水を流し楽しんでおりますが、水がどこに流れるかわからないところはワクワクするものです。「水汲んできて～！」「ここ掘って～！」「おっけー！」どうやら築山のあそびでは友だちの協力が必要なようです。「先生、あそこにあおむし見つけた！」「えっ どこどこ？」「ほら、あそこ」「どこ？」「あそこだってばー！」虫探しでは鋭い観察力がものを言います。また、一生懸命探していた虫がひょっこり目の前に登場した時の嬉しさは格別ですね。こどもたちは毎日自然との関わりの中で心を動かしてあそんでいます。偶然がもたらす自然現象の発見や出会いはこどもたちの心を一瞬でつかみ動かすため、かなわないなぁ…といつも思います。ルーテル幼稚園のかめ吉くんもたこさんウインナー（ザクロの木の花のがく）も今まで何人のこども達を笑顔にしてくれたでしょう。「先生！とうもろこし大きくなってきたよ！」今年も、クラスで話し合って決めた野菜の栽培や植物の栽培もスタートしました。神さまが与えて下さるたくさんの自然の恵みに感謝し、こどもたちとともに心を動かしてワクワクした日々を過ごしていきたいです。
まさこ
