10月の保育主題
10月の保育主題
2学期に入り約1か月、外であそぶことが出来たのはほんの数日でした。今日はあそべる!!と思っても自由遊びの途中でどんどん暑くなり、ついに赤い旗🚩が登場…。時には雨が降ってきて…なんてこともあり、残念!!お部屋であそぶ機会が沢山の9月でしたが、ここ一週間やっと外あそびが叶う日が増えてきて、季節の移り変わりを感じられるようになりました。
このひと月、幼稚園には沢山の見学さんが来られました。「お名前なんていうの?」「いくつ?」と、小さなお友だちに優しく語りかけるこども達。「こっちはね、こひつじとぶどうぐみで、あっちはゆりぐみだよ。」とご案内。小さなお友だちが、お絵描きをしたそうにしていると、その子のために椅子を運び、自分のクレヨンを貸し、画用紙も持ってきて至れり尽くせり。またある時は、大きな子が持っている手作りの作品に興味深々の小さなお友だちの様子を察して「ちょっとまっててね!」と言いタタタ…と何処かへ。
暫くして戻ってきたその手には、その子が欲しそうにしていたものとそっくりな作品が!「はい♡」と手渡すその顔は、ちょっぴり照れつつも嬉しそう。
そんなとっておきの瞬間を目の当たりにすると、何とも言えない優しい空気にじわ~っと感動が広がります。こども達が周りの人に想いを寄せ、大切にしようとする気持ち、そんな思いが与えられていることに、まずは感謝したいと思います。涼しくなってきて、秋の豊かな恵みをいっぱい感じ、心と体をいっぱい動かしてあそべる季節に入ります。こども達ばかりでなく、私たち大人にも授かっている賜物を響かせ合って、一人ひとりが大切にされる10 月を喜んで過ごしていきましょう。
副園長 前田朱美子