9月の聖句
9月の聖句
ルカ 4:4
夏休みも終わり、2学期が始まりました。皆さんはどのような夏休みを過ごされたでしょうか?おじいちゃん、おばあちゃんに会うために帰省された方、家族旅行に出かけられた方。家でのんびりと過ごされた方等、それぞれに大切で有意義な時間を過ごされたことと思います。
私と副園長の前田先生は日本福音ルーテル広島教会で開かれた、ルーテル幼保連合会の総会、園長研修会に出席しました。研修会1部では、5歳で被爆された塩治節子(えんやせつこ)さんの体験談を通して、原爆の悲惨さや戦争の愚かさ、平和を築いていくことの大切さを改めて胸に刻み込みました。
2部は「被爆バイオリン」の演奏会が開かれました。このバイオリンは広島女学院の先生だった方のバイオリンで、被爆し、その後、ロシアに渡り、再び広島女学院に帰ってきて、修復されたとのことでした。4曲演奏されましたが「カッチーニのアベマリア」の音色は特に切なく心に響きました。このバイオリンはウクライナで作られたと言われているそうです。ここで被爆バイオリン(広島)、ロシア、ウクライナと一つに繋がりました。今ロシアとウクライナの間で起こっている戦争のことを思うと、一日も早く終結し、平和が与えられることを願わずにはおられませんでした。
翌日は、広島平和記念資料館に行きました。館内では展示物の前で涙している人もいました。原爆は一瞬にして何もかも破壊してしまいます。二度とこのようなことが起こらないようにするために私たちは考えなければならないと思いました。原爆ドームを見学し、ひろしま美術館まで足をのばしました。ひろしま美術館では「ぐるんぱのようちえん」の挿絵で有名な画家「堀内誠一 絵の世界」展が開かれていました。私たちもぐるんぱの世界に浸り、しばし、童心にかえって楽しい時間を過ごすことができました。
「ぐるんぱのようちえん」のように、おともだちや先生たちと、たくさん、たくさん遊びましょう。みんなが仲良く遊ぶところには、いつも神様が一緒にいて、わたしたちを守ってくださいます。そんな神様を信じて歩いていきましょう。
園長 伊藤由紀子