1月のルーテル日記
1月のルーテル日記
ある寒い日の事でした。神様が下さった良いお天気の下、園庭でこどもたちが伸び伸びと遊びを始めます。緑さんのAくんとBくんがサッカーの試合をするために、同学年の友だちを中心に集めてきました。たくさんのこどもたちが選手となって集まり、男の子チームと女の子チームの2チームができました。「キックオフ！」試合が始まると、攻守共々に勢いのあるプレーをし、点が続々と入っていきました。しばらくすると、周りで見ていた桃さんのお友だちが、試合に加わりたいと立候補。5対7で進んでいたこの試合展開の中、コートの中で活躍する選手はどう反応するのかが気になり、私は審判として見守りました。すると、お兄さんお姉さんの選手は、快く「OK！」と言い、仲間を増やして試合は再開。白熱の試合は、ピンポンパンの合図で終止符を打ち、12対11で男の子が勝利しました。女の子の選手は、試合後悔しさをこらえている様子でした。勝ち負けにこだわる姿だけでなく、周りの友だちを受け入れて共に試合を作り上げてくれた選手たちには、とても感動させられました。
なお
子ども達と一緒にあそんでいると、子どもの色々な姿を見る事が有ります。 先日、毛糸であそぼうと準備をしていると、年少児のAちゃんが「ちょっと来 て、ちょっと来て。」と手を引っ張りました。どこへ行くのかとついていくと、 玄関の壁面を指さして「ねえ、私これが作りたいの。」と壁面に飾ってある作品 (毛糸とスティックで作ってある雪の結晶に似た形の作品)を指さしました。「今から、これを作ろうと準備していたんだよ。」と言いますと「えつ、これ私 が作れるの。」と驚きの声をあげました。「うん、出来るよ。一緒に作ろうか。」 と作り出しました。「ねえ、これでいいの。」とひとつ毛糸をかける度に聞きます。「そうそれでいいよ。」いつもはあまり気持ちを表さないAちゃんですが、嬉し そうに作っていました。年長児の女の子たちは「これ、お母さんが良いねと言っ てくれたんだ。もっと作る。」と凄い集中力で何個も作っていました。年少児のB君は、「上手く出来ない、出来ない。」と自分でやれないけど皆みたいな完成度 が高い作品を望んでいました。見かねた年長児のCちゃんが「手伝おうか」と 声を掛けてくれて手伝ってくれました。 今年も、神さまから頂いた力をいっぱい使ってあそびましょうね。
かめやま
ある日の自由遊び「先生ギコギコしたーい」と伝えてくれた赤さんのAくん。そうギコギコとは大人気ダンボールカッターのことです！
A くんは入園当初からダンボールカッターをこよなく愛して何度も何度もやってきました。保育者の手伝い無しにできる程上手くなってきた姿を見て、「じゃあ今日は何か作るためにギコギコしよう☺」と提案してみると「ジュースのやつつくる！」と自動販売機を作ることに決定しました。そこからは見たことのある形を想像して「ここに穴を開けなきゃ！ギコギコ」「でも穴の上にパタパタするやつが必要だよ」(蓋のこと)と、どんどん想像が膨らみ手が進みます。
その楽しそうな雰囲気に惹かれて他の子が寄ってきました。そこにBちゃん、「お金入れるところは？」との声にみんな納得。「お金はこれ(ペットボトルキャップ)がいいんじゃない？」とCちゃん。「お金を入れるとこは開ける✌🏻」とAくん。手から落ちてくキャップを見て「財布がいるね」とDちゃん。
そして、気付けば列ができるほどの人気自動販売機に！！！
「こどもの想像は面白いなあ」と考えていると、また後日 A くんが「次は、ギコギコでガチャガチャ作ろう！」と期待溢れた表情で誘ってくれました。一つの遊びきっかけにどんどん深まり広がっていくのを感じたそんな出来事でした。
始まりは一つのきっかけ、こどもからの一つ一つの声大切に共に成長して行けたらと思っています。
なつ
いよいよ3学期！緑さんの中には幼稚園へ来る日にちをカウントダウンするこどもの姿も見られます(涙)。そんな中、こひつじ組では兼ねてより赤さんのAちゃんBちゃんが、希望していた、『ピクニックおやつ！』をやってみよう！と恒例のこひつじ話し合いタイムで決定！お部屋にピクニックシートを敷き詰めて、その上でおやつを食べました！「お祈りもこのままやりたい」という緑の C 君の声に皆も賛同して、『ピクニックお祈りタイム』もしちゃいました！「次はお外でやりたーい」と、緑のD君の声も！そして、こひつじ組でやりたいことリストには、他にもC君発信の『みんなで回転寿司を作る』、赤のE君がやりたい『イオンへ買い物へ行く！』、最近地下鉄ブーム真っ最中の黄色のF君が嬉しそうにリクエストしてくれた『みんなで地下鉄に乗る！』などがあり、みんなの夢と希望は広がってます！！神様が下さるたくさんの恵の中、こひつじ組で過ごすひと時ひと時を大切に、みんなで一緒に喜ぶ時を過ごして行きたいです。
ともこ
