11月の保育主題
11月の保育主題
朝の体操でこども達と見上げる空の高さや雲の形、空気の透明感に季節の移り変わりを感じます。園庭にあるザクロの実が赤く色づき、いつの間にかグレープフルーツの実も大きくなっている事にも驚き、私たちが気付かなくても絶え間なく注がれている神さまの育みを感じ、嬉しい気持ちになります。
10月は2時までの通常保育になり、しばらくの間お弁当は2階ホールも使って4ヶ所に広げ、分散で食べるようにしました。その後、緊急事態宣言解除により 10月最後の週からは、各クラスでの昼食タイムに戻りました。絵本の貸し出しも方法を変えて…と、変更は様々ありましたが、こども達の順応力に感心しつつ、限られた時間の中で色々試していきました。
通常保育に戻ったことで、たっぷり自由遊びの時間が確保できるようになりました。お友だちと一緒に午前の遊びを継続して遊ぶ姿や、「せんせ~い!やろ!」と縄跳びに目覚め、自分にミッションを課してチャレンジする姿、黙々と一人で遊び込むうちに、いつの間にか周りにお友達が集まって来て遊びが膨らんでいく事もあります。いっぱい遊ぶ時間があるということは、沢山の感情体験が豊かに経験できることに繋がっていきます。
幼稚園は生活の場です。もちろん、楽しいばかりの毎日という訳ではありません。でもどんな出来事も、その日その時のこども達に必要な事が与えられていると考えています。たとえその時は悲しい出来事でも、後から必ず《良かったね!》に不思議と変わってしまうのです。これは私たち大人にとっても同じだと思います。神さまが私たちに与えて下さった命、私たちに起こる全ての事柄はその愛の計画の中にあります。11月もそのみ心に委ねて、恵み溢れる感謝の日々を過ごしたいと思います。
副園長 前田朱美子