1月のルーテル日記
1月のルーテル日記
登園してくる子どもたちがいち早くその存在に気がつきます。みんなの視線の先にあったのは鉄棒。初披露された日には行列ができるほどの人気を誇っていました。先生たちから鉄棒の握り方を聞いて、勢いよく足を振りかぶるみんなの姿は懸命でした。中でもAちゃんは「先生手伝って!」と元気に前回りをする意気込みを示してくれました。
Aちゃんが足を大きく地面から離した次に、クルリっと私の目の前で華麗に回りました。そして最後は自分の力で頭を上げて大成功!自分の“回れた”という自信を胸に、次にAちゃんが挑んだのは幼稚園で1番高い鉄棒でした。Aちゃんの合図に合わせてお腹に鉄棒がくっ付きます。自分の体重がお腹にかかり「痛い、痛い!」と訴えながらも再びクルッと回ることができました!それを見た周りの友だちの顔には“すごい”と書いてあるようでした。
今年も色々なことに挑戦してみんなの「出来た!」たくさん聞かせてくださいね!
なお
ルーテル幼稚園にブランコが帰ってきました。「先生!ブランコ楽しい~!」子ども達はブランコが大好きです。あまり楽しすぎて、なかなか次の子に交代出来ない場面も。すると待っている子が「10ね!1、2」と数え始めました。10になると乗っていた子はサッとブランコから降りて交代します。そのやりとりを見て、自分達でルールを決めているんだなと感心していると、ずっと順番を待っている年少Aちゃんの姿が目に入りました。私はAちゃんからの発信を待ちましたが、ついに耐えかねて、そばに行くと、「まだ替わらないの?」と不思議そうに呟きました。私は、「『替わって』って言ってみたら?」と言うと、Aちゃんは大きな声で「替わって」と言い、順番を替わってもらいにっこり。待ちに待ったブランコはバランス感覚や筋力を養うだけでなく、譲り合う優しさや言葉による伝え合い、順番を守る経験など子ども達の育ちには大切な要素がいっばいです。
まさこ
園庭に霜が降りたある日、水を入れていた容器の中はしっかり凍っていました。「冷たーい」と触る子、足で踏み、バリバリを楽しむ子、そしてA君、B君は氷を集めて氷屋さんごっこです。すると「もっと氷を集めよう!」と氷探しが始まりました。バケツの裏が凍っていることを発見しましたが、しっかり固まっていてなかなか取れません。「水をかければいいんじゃない?」とA君が水をかけましたが取れません。「お湯をかけよう!」A君の意見でお湯をかけると。大きな氷がみごとに取れました。A君は得意気な顔でうれしそう。「明日も続きをしよう!」と様々な容器に水を入れました。B君は水の中に葉っぱを入れ、葉っぱ氷が出来る事を楽しみにしていました。遊びの中からいろいろな思いを巡らせ、自分で考えたことをやってみる体験は、またやってみようという次への期待へとつながりますね。そうした子ども達の姿に寄り添い、共に歩む日々を過ごていきたいです。
ともこ
「3学期になり、あんなことやこんなことが出来る様になった!と1年を振り返ると、子どもたちの成長を感じます。
ゆりさんでは、2学期の間子ども達にもお祈りを身近に感じて欲しい。積極的に参加して欲しい。という思いを込めて、子ども達にお祈りしたいことの聞き取りを続けてきました。
初めは「神様に何を伝えよう。」と中々声が上がりませんでした。その為、「楽しかった事やありがとうと言いたい事何でもいいんだよ。」と伝えると徐々に子ども達から、「今日ボール遊びして楽しかったこと伝えたい!」や「神様がくださった生き物達に感謝をしたい」や「お休みの子元気にしたい」等2学期末までに、それぞれが、神様に感謝したい事や願いを表現できる様になってきました。
3学期も、子ども達からの目線で感じる神様との関わりを大切に、一緒に考えながらお祈りの時間を過ごして行きたいと考えています。
なつ