学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

1月の聖句

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今月の

光の子として歩みなさい。

エフェソの信徒への手紙 5章8節


 「光の子」とはどんな存在であろうか。自分が輝く存在のようにも思える言葉である。しかし、聖書が言う「光の子」とは光に照らされてありのままに生きる存在であり、「神に愛されているこどものような」神の模倣者のことである。神が照らすように、愛を持って他者を照らす存在である。

 12月の主題聖句で学んだように「真実の光に照らされること」は、自分自身の悪しきことも含めて認めることである。そのとき、我々人間は真実に生きていると言える。自分自身も他者も誤魔化さない生き方が「光の子」の生き方である。神がわたしを愛してくださっていると信じるので、悪しきことを指摘されても愛のゆえに指摘してくださっていると受け入れる。それゆえに、自分を否定することなく、自分のありのままを受け入れ、自分を愛する。さらに他者も愛する。そのような存在が「光の子」である。

 神のように他者の善きところも悪しきところもあからさまに照らし、善悪を述べない。それがその人であることを認めるだけ。善悪の判断が差し挟まれるとき、受け入れることができないものである。愛するがゆえに、指摘してくれていると信じるときには、素直に受け入れるであろう。

 我々保育者や保護者は、こどもたちの悪しきところも善きところもありのままに見る必要がある。悪しきところがあると認識した存在は、自ら改めるように導かれる。我々大人がこどもたちを修正することはできないのだと認識すべきである。大人の価値観で修正しようとするとき、我々はこどもたちを我々と同じ誤魔化しの生へと導くことになる。こどもたちは「光の子」と信じて、ありのままを受け入れていきたい。

チャプレン 末竹十大

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう