2月のルーテル日記
2月のルーテル日記
先日のあつまりでは、『緑さんの一年間の思い出の絵』を皆で描きました。まず、緑さんのこの一年どんな出来事があったのかを皆で思い出しました。「アイシアさんでおじいちゃんやおばあちゃんの前でお歌歌ったよね。」 「お泊りの花火楽しかったね。でもうちさ、花火怖くて泣いちゃた。(笑)」 「パラバルーン大成功だったね。」 「お山登るの大変だったね。地球村の天文台で見た月すごかったよね。」 「ページェント楽しかったね。」と、思い出話は盛り上がり、たくさん語ってくれた緑さん。絵を描き始めると、思い出があり過ぎて、「何から描こうかな…?」と最初は悩むぐらいでしたが、振り返った出来事以外にも、毎日遊んだ遊具の絵や野球の絵、十字架などの絵でいっぱいになり、一枚の真っ白な大きな紙は、あっという間にぎっしり埋まりました。
神さまが出会わせてくださった仲間たちとの思い出が、この先大きくなっても緑さん一人ひとりのたからものであると嬉しいです。
みさと
2020年が明けてあっという間の3学期。黄さんはお世話になった緑さんに会を催す事になりました。初めての話し合いで、頭の中が「?」の子もいましたが、緑さんの笑顔の写真をみながら輪になり考えました。
「みどりさんにありがとうっていう。」「うたのプレゼントをしたい。」「何かプレゼント作りたい!」「みどりさんにお礼を返す。」という意見も出ました。「みどりさん一緒にあそんでくれてありがとうの会」と皆で名前も決め、緑さんが大好き!の思いが黄色さん全体に広がっていました。
会場の飾り付けにも想いがあり、赤、ももさんと一緒に会を盛り上げていきたいと思います。黄さんの仲間で会を進めていくあつまりは終盤になってきました。最後の黄さんだけのパーティーでは、「最後の」という言葉に涙する子もいて、この1年の強い仲間意識を感じました。この仲間で緑さんになろうね。
もとこ
年度終わりの赤さんのあつまりの時間では、お友だちとおしゃべりに夢中になる姿や心が落ち着かずちょっぴりそわそわしている子どもとたちの姿が見られます。4月から黄色さんになるんだ!という嬉しさと共に不安が入り混じっている何とも言えない雰囲気をつくりだしているのですね。
そんなある日、黄さんから「緑さんを送る会」の招待を受けた赤さんは緑さんのためにメダルを作ってプレゼントを渡すことにしました。ぶどうぐみ、ゆりぐみの子どもたちが交互に緑さんに変身をしてメダルを首にかける練習をしたところ・・・緑さん役に変身した子どもたちはびしっと背筋を伸ばし、どこから見ても憧れの緑さんに変身しています。その姿はとても頼もしく、そして愛らしい姿にわたしたち保育者は思わず微笑んでしまいました。この一年の歩みに感謝し共に歩んでくださる神さまを覚え、一人ひとりが自分らしく歩めることをこれからも願っています。
ゆきこ
ごっこ遊びも楽しめるようになり「今日は何をしようか」と話し合う姿も見られるようになりました。寒くてもビニール袋に水やお湯を入れて「ママにプレゼント」と持ち帰る姿もあります。自己主張も出せる様になりおもちゃの取り合いや椅子の席の場所をめぐっての気持ちのぶつかり合いも出てきました。「Aちゃんの隣に座りたい。」「ダメ」と気持ちがぶつかった時に「どうしたら良いかな?」と皆に話をもち掛けると「代わってあげようか」「お弁当の時にお隣は」と提案も出せる様になりました。温かいその言葉に子ども達の心の成長を感じました。
それでも自分の思い通りにいかず納得が出来ない時もありますが、友だちにも気持ちがあることや友だちが自分の気持ちを考えてくれている事を知る良い機会と捉えています。この一年に頂いた神さまからの沢山の恵みに感謝をして、子ども達の更なる成長を楽しみにしています。
ちよえ