8月のルーテル日記
8月のルーテル日記
楽しみ半分、不安半分で始まったお泊り保育の準備。食事のメニューを考えたり、当番決めをしたり、皆で準備を進めていきました。「どんなごはんが食べたい?」と聞き取りをしたところ、以前は皆の前で意見を発表することが難しかったAくんも一生懸命考え、発表することができました。「流しそうめんが食べたい」という意見が多数出る中、Bちゃんは少々自信がなさそうにしながらも「カレーが食べたい」と自分の意見をしっかりと発表する姿がありました。また、「心配なことある?」と緑さんたちに問いかけると、Bちゃんの表情が曇っていました。すると隣に座っていたCちゃんが「大丈夫だよ」と、ひとこと優しく言葉を掛けていました。Cちゃんの言葉のおかげでBちゃんも安心したようでした。
一人ひとり様々な思いを抱えていましたが、緑さんの仲間を信頼しながらお泊り保育に臨む姿が見られました。1学期の様々な経験を経て、緑さんたちの心は大きく成長したように思いました。
みさと
「早くあけてー!」と門をガタガタし、ワクワクが止まらない様子でお泊まり保育が始まりました。夕食、ルーテル温泉、花火、デザート。穏やかで楽しい時間が流れていきました。
いよいよ寝る時間。疲れてすぐ寝る子、トントンされながら眠った子、人形を抱きしめて寝る子。そんな中Aちゃんは「家族と一緒じゃないと寝れない」と言って日付が変わってからも起きていました。お泊りの前は「楽しみ!」「不安なことない」と言っていたAちゃんですが、本当は色んな気持ちで葛藤していたのかな?ガソリン切れのようにパタンと寝てしまったAちゃんの寝顔を見てそう思いました。
Aちゃんだけでなく、今年の緑さんたちは不安を漏らすことがほとんどありませんでした。きっと、楽しみな気持ちも不安な気持ちも全部本当の気持ち。だけど神様は、今年の緑さんたちにたくさんの「楽しむ力」を与えて下さったんです。だって最後には「あと10日泊りたーい!」と盛り上がっていましたからね♪
なつき
「わー、これはなぁに?」「めぐみの国だよ!」「ここが動物園、ヤシの木の上にはプールがあるの」「こっちは僕たちの家で、2階は遊園地になってるんだよ!」長い時間レゴで遊んでいたA君とB君。子どもの底知れぬ想像力に脱帽です。素敵な国を見せてくれてありがとう。
C君は初めてのプールに緊張、プールの中に入ったものの壁ぎわから動きません。2日目、時々笑顔がみられるようになりました。3日目、プール中をバシャバシャと歩いて回っていました!プールに入りたくなかったD君、お部屋で遊んでいましたが、何度も外に出てプールをじっと眺めます。D君にとって今はそういう時なんだね、じっくり観察してね。
「次はワニさんになって歩きますよ-」プール指導に夢中になっているA子ちゃん。
「次はワニさんで競争するから先生も並んでー!」「えっ、先生もやるの?!」次の日先生は筋肉痛。暑さに負けず、子どもも先生もいっぱい遊んだ夏メダカ、恵み多き日々に感謝です!
ともこ
梅雨明けの遅かったことが幸いし、今年は最初の数日は外遊びをすることができました。外遊びの時間になると…虫みつけの大好きな子は、虫取り網を持って楽しくセミをつかまえて遊びました。セミが一番多くみつかるのがトネリコの木で、まずみんなそこに走っていきます。『先生!いたよ!!』と、言いながら、セミを捕獲。みんな観察ケースに入ったセミを『見せて、見せて~』と、のぞきこみます。また、鳴き声が大きくて『うるさーい!』と、耳を押さえてみたりする子もいました。
プール遊びでは、『先生、潜るから数えてね』と、言いながら潜るのを見せてくれたり、泳ぎを見せてくれたり、ワニになって歩いたり、『先生、この水は温かいよ』と言いながら冷たい水をシャワーして来たり、最初はちょっとドキドキしながら入っていた子もいましたが、徐々に慣れてそれぞれに楽しく遊ぶ姿が見られました。
今年の夏メダカも神様に守られて無事に終えることができました。
ゆうこ