9月の保育主題
9月の保育主題
今年の夏は今まで以上に暑さが厳しかったですね。どんな風に毎日を過ごしていたのかな~?と思いを巡らせながら2学期を迎えました。
少し会わなかっただけで、子どもたちの背が伸びたような気がしたり、ちょっとした表情が変わっていたり。そんな一人ひとりの変化を通して、夏休みの日々のはぐくみを確実に感じることができ、そしてまた9月から共に過ごせることに感謝が溢れます。
2学期もまた、沢山の遊びを経験し、その中で感じる様々な気づきや思いを大切にしていきたいと思います。集団の中で生活すると、自分中心では上手くいかないことが多くあります。時にはモヤモヤしたり、ぶつかったり、疲れてしまうこともあるでしょう。すぐに解決しないことを抱えながら、時間が過ぎていく事もあると思います。そんな時、近くにいる私たち大人は、少しでも早く何とかしてあげたくなり、(私たち自身が、そんな子どもの姿と寄り添うことから逃げたくなってしまうのかもしれません)すぐに手助けをしてしまい、本来持っているはずの【子どもが自分で育つ力】にストップをかけてしまうことがあるのではないでしょうか。《はやく、はやく》の大人ペースではなく、子どもたちが自分のペースで、自分の力で解決していく実感をこの幼児期で培って欲しいと願います。物事に追われていると人は受け身になり、主体的に活動することは難しくなります。子どもたちが主体的な生活を築いていくために、私たち大人が出来ることは何でしょうか、それをおうちの方と一緒に考えながら、子どもたちが自分で育っていく力を支えていきたいと思います。
2学期もどうぞよろしくお願いいたします。
副園長 前田朱美子