7月の保育主題
7月の保育主題
6月は新しいクラスやお友だちの顔も覚え、どの子も安心して過ごせるようになってきた事を その表情から感じられる月でした。
そんな中、園の生活の中には更に新しいことが少しずつ始まりました。
その中の1つに6月半ばからスタートした朝の体操があります。初めてのことに、戸惑う子どもたちの姿もあります。その戸惑いの表れ方はそれぞれ違います。不安で表情がこわばる、落ち着かずソワソワ、皆から少し離れた場所で様子を伺う、「やりたくない!!」とはっきり意思表示する…等々、それぞれの方法で気持ちを表しています。
それでも、毎朝体操を繰り返していると、「あれ?いつもは違う場所にいたけど、今日は皆と同じ場所に並んでいるな~。」「おっ、今日は1つ目の体操は、一緒にやっているんだ。」と変化が見られ、私たちの想像とは違う姿にとても面白いな~と思うことがあります。子どもたちは毎日どんな事を感じ、どんな事を考えながら行動しているのでしょう。シンプルに分かりやすく読み取ることが出来れば簡単ですが、なかなかそうはいきません。
毎日まいにち新しく生命を与えられ、昨日とは違う自分に新しく造りかえられていることを、子どもたちを通して教えられる瞬間でもあります。神さまが今日、私たちに用意して下さった一日を思いっきり満喫するために、大人の先入観を取り外し、子どもたち自身の真の姿や声に心を向け、昨日とは違う様子を楽しみながら、過ごしていきたいと思います。
7月の生活も、守られ、感謝に満たされて、おうちの方と共に子どもたちを見守っていきたいと思います。
副園長 前田朱美子